お風呂場の鏡をシャワーで流しても見えるのは一瞬だけですぐに曇ってしまうということはありませんか?
お風呂場の鏡は汚れやすいですし、とってもくもりやすいです。
くもる以外にも水滴がたくさんついてしまう…なんてこともあります。
毎日使うものですので、きれいな状態でいてほしいのに、なかなかそうはいきません。
今回は、鏡のくもり止に車用のコーティング剤は効果があるのか、くもる原因は何なのかを書いて行きたいと思います。
◯鏡のくもり止めに車用ガラスコーティング剤使える?
どうにかしたいと考えて思いつくのは車用のコーティング剤を塗って水を弾けばくもらなくなるのでは!?なのですが
結論から言うと「塗ってもくもり止め」にはなりません。
車用のガラスコーティングは膜を張って雨を弾いて視界を見えやすくするためのものです。
そのガラスコーティングを鏡に塗ることで、シャワーなどの水は確かに弾くことができますのでコーティング力は発揮できますが、鏡のくもりは取ることができません。
ガラスコーティングは、撥水性があり水を良く弾きます。
これは水滴がある大きさになって水滴の重さで落ちるものなので、お風呂場の鏡に使ってシャワーをかけると気持ち良いくらいきれいに流れます。
くもる原因は別なのでくもり止めにはコーティング剤は意味がりません。
◯水を弾いてもくもる?
では水を弾いているのになぜくもるのか?原因がわからなければ色々試したくても無駄になってしまいます。
先程もご説明しましたが水滴に大きさに問題があります。
くもる場合の水滴が微小なのです。
なので車用のコーティング剤を塗ったら多少水を弾く効果は得られても、くもりを取るというのは難しいということになります。
車以外にも傘や靴、衣類用の撥水剤も同様で大きさ
傘などに使うコーティング剤も、撥水性のものが多くこちらのコーティング剤もくもり止め効果は期待できません。
鏡用のコーティング剤があるので、そちらの方を使った方が良いでしょう。
◯鏡がくもる理由は?
くもる理由は大きな水滴であれば流れていくのですが目に見える水滴よりももっと微粒の為、それが鏡面を覆うことでくもるという現象となります。
冬の窓ガラスが水滴でびしょ濡れになっている事がありますが最初はくもってそのままにしていると水滴になるのです。
くもるという現象はわかりましたがくもってしまう原因は大きく分けて2つあります。
■湯気によるくもり
浴室とお湯の温度差により、湯気が発生します。湯気も実際は微粒の水滴のため鏡面に湯気が付着しくもりるのです。
■飽和水蒸気
冬の窓は湯気を当てているわけでも無いのにくもるのは、気温(室温)に対して空気中の水分量いわゆる湿度(湿気)の上限が決まっている為、暖められた室内の空気に含まれている水分が外気と触れている窓と接することで窓表面に水分となって現れてしまうのです。
気温が高いほうが空気中に水分を貯めやすく、逆に気温が低いと水分が貯めにくいという性質があります
お風呂場の鏡がくもりやすい理由は、鏡は熱伝導率が低いガラスでできているので、周りの温度より鏡の温度が低くなることで鏡表面に触れている空気が冷やされ、鏡表面に水滴となって現れてそれがくもりの原因となります。
試しにくもった鏡にドライヤーで熱風を当てるとくもりは一瞬でなくなります。
高級ホテル等では鏡がくもらない工夫がされているのですがこれは鏡の裏や内部に伝熱線が入っており、電気で温めているため、室温との温度差をなくしくもらない様になっています。
実際に浴室の鏡にもこれを使っているところもあります。
家庭でここまでするところは少ないですけどね
くもるとなかなか顔を見ることができませんし、とっても不便です。
これは一時的なくもりを取る方法ですが、石鹸やボディーソープを鏡に塗るとくもるのを防いでくれます。
ですが、しっかり洗わないと水垢の原因にもなりますので、この方法を使ったら丁寧にあらいましょう。
鏡用のコーティング剤があるので、こちらを使用して鏡のくもりを取り除いたほうが良いと思います。
ただし鏡用のコーティング剤をしようしてもずっとくもらないわけではありません。
まとめ
今回は、お風呂場の鏡に車用のコーティング剤は効果があるのか、鏡がくもる理由は何かを書きました。
お風呂場の鏡のくもりは、とっても厄介です。
今回一時的にくもりを解消する方法も紹介しましたが、あくまで「一時的」ですので、終わったらしっかり洗うのを忘れないようにしてください。
鏡を快適に使うためにも、毎回鏡を洗うことが大切ですが、忙しい方はそうはいきません。