貴方は洗濯の時に衣類を洗濯ネットに入れて洗いますか?
特に女性は下着やストッキングが絡んだり、引っかかったりするので洗濯ネットを使う方が多いと思います。そんな普段何気なく使っている洗濯ネットですが、ただ入れれば良いという物ではないんです!
今回は洗濯ネットの選び方について書いて行きたいと思います。
洗濯ネットの網目の違いや形でどう使い分けるか参考にしてください。
○洗濯ネットは値段で何が変わる?
今や、洗濯ネットは100均でも売っていて、手頃な価格で購入することができます。
ところが、同じサイズでも500円〜1000円以上する商品もあり、値段に開きがあります。
では、この値段の違いで何が変わるのでしょうか。
単純に考えて値段が高い方が丈夫で長持ちしそうですね。でも、値段の差は品質の差だけじゃ無いんです。
そこで、ここからは100均の製品と高値の商品の違いについて解説したいと思います。
100均の洗濯ネット
100均の商品が店頭に並ぶ流れは、他社からヒット商品が出ると100円で売れるようにまずは作ってしまいます。だから、出始めはどちらかというと粗悪なものがあったりしますね。
ですが、そこから更に改良を行い、種類も豊富になる頃には先行の製品と変わらない使用感と品質になっています。ですが、ほこりや糸クズからガードする機能やファスナーの質が若干、劣ります。
1000円以上の洗濯ネット
品質で言えば、確かに高値の洗濯ネットの方が100均より頑丈にできていて、ファスナーも壊れにくい物が使われています。
衣類を保護する機能もアップされていて、ほこりや糸クズが衣類に付きにくい加工や、しわの原因である、衣類の片寄りを防ぐ仕様になっています。
特に、カリス成城から販売されている「ネットdeきれい」は、1500円程度しますが、洗濯ネットの中でシャツやジャケットを畳んで包むようにして洗濯できるので、しわやヨレを大幅に軽減できる商品です。家庭では洗いにくい衣類に便利です。
このような機能的な違いがあれば、値段の差にも納得できますよね。
値段の違いには品質だけで無く、機能面で効果がプラスされている事がわかりました。
でも、100円の商品だからと言ってバカにしてはいけません。
ファスナーや縫製の強度は数回使った程度では何の支障も無く、充分に使えます。
もし、毎回洗濯ネットを使う方や、家庭では洗いにくいような繊細な衣類を傷めずに洗いたい方は、高値の洗濯ネットを購入した方が良いです。たまに洗濯ネットを使うくらいだったら100均の洗濯ネットで充分だと思います。
○洗濯ネットの網目の選び方
洗濯ネットにはさまざまな種類がありますが、網目にも違いがあることにお気づきですか?
網目の細かい物と粗い物の違いにもちゃんと意味があるのです。
使い分けを間違うと洗濯ネットの効果が発揮できないので覚えておきましょう。
・網目が細かいネット
色柄や装飾のある物や、女性用の下着やストッキングなどデリケートな衣服を洗濯するときに良いとされます。
洗っているときに他の洗濯物と擦れて装飾が取れてしまったり、下着のホックが引っかかってしまうことを防ぐことができます。
また、タオルなど毛が抜けやすい物と色物の衣類を一緒に洗濯すると毛や糸クズが付いてしまう事があります。黒い衣類はほこりが特に目立ちますよね。
そんな時は網目の細かい洗濯ネットを使えば毛や糸クズが付着することを防ぐ事ができます。
・網目が粗いネット
目の荒い洗濯ネットは、衣類についた汚れや糸くずなどを洗濯ネットの外に出して衣類を守りながら洗えます。
衣類を保護しながら、洗浄力が落ちない洗い方です。
ホックやファスナーが付いている衣類を目の粗い洗濯ネットに入れてしまうと、網目からはみ出して他の衣類を傷つけるので意味がありません。
○洗濯ネットの大きさや形の選び方
洗濯ネットの大きさや形も多様です。
大きいサイズの物(約35×50cm~)、中サイズの物(約30×33cm~)、小さいサイズの物(約20×20cm)があり、形も普通の四角い洗濯ネットだけではなく、ブラジャー専用ネットや円柱型のネットもあります。
さらに、靴やスリッパ専用、布団用のビッグサイズの洗濯ネットもあります。今や家庭の洗濯機で何でも洗えるようになったので、上履きやスリッパも洗いたい、布団も洗濯機で洗いたいというニーズに答えるように洗濯ネットもどんどん進化しているんですね。
洗濯ネットのパッケージに「○○専用洗濯ネット」と書かれてある場合が多いので、それにしたがって洗濯するのが1番良いと思います。
ただし、洗濯ネットの大きさを選ぶ時に気をつけたいのが、大きい洗濯ネットは沢山入るからお得では無いという事です。
大きい洗濯ネットに沢山入れてしまうと、洗濯ネットの中で擦れたり絡まったりします。結局、しわになってしまうし、洗浄力も劣るので使わない方がマシです。反対に小さい洗濯ネットに無理やり詰め込むのも、しわの原因になります。やはり、洗濯するものに合わせて洗濯ネットを選ぶのが良いですね。
しわになりたくない衣類は洗濯ネットになるべく畳んだ状態で入れるようにしましょう。それだけで、乾いてからのアイロンがけが不要になる場合もあります。
まとめ
今回は洗濯ネットの選び方について紹介しました。洗濯ネットは値段重視で買う方も多いかと思いますが、同じ物なら安いに越した事は無いですもんね。
でも、値段に関わらず、洗濯ネットの大きさが合っていないと効果が期待できないので、洗う物に合わせた洗濯ネットをご利用ください。
大きさだけで無く、洗う物の種類や汚れ具合によって網目の粗いもの、細かい物も使い分けるのも良いですね。
洗濯ネットを上手に使えば、デリケートな衣類もクリーニング店にお願いしなくても家庭での洗濯も可能だと思います。
アイロンがけが嫌いな方は、洗濯ネットを見直してみるのも方法だと思いますよ。