お気に入りの洋服を洗濯したら、色移りしてがっかり…なんてことありませんか?
デニムなどは色落ちが激しいので注意しますが、普段から洗濯タグを確認する習慣が無いと何度もやりがちな失敗です。
今回は、そんな洗濯の色移りを防ぐ「色移り防止シート」について紹介したいと思います。
色移り防止シートの効果や使用上の注意点、オススメの商品など書いて行きます。
○洗濯の色移り防止シートは効果ある?
・色移り防止シートとは
色移り防止シートは洗濯物から溶け出した汚れや色素を吸収してシートの中に閉じ込めてくれる商品です。
色物と一緒に洗濯しても色移りしないので分けて洗濯する必要が無く、節水できるメリットがあります。
・色移り防止シートの効果
色移り防止シートに配合されている界面活性剤は、洗剤や柔軟剤、除菌スプレー等にも広く使われる成分です。
その中の第四級アンモニウム塩は吸着性があるので、色柄物の色落ちを防ぐ効果やシートに付いた色素が他の衣類に移るのを防ぎます。
何度も洗濯を繰り返すと生じる「くすみ」ですが、これも色移りが原因なので元々の色合いをキープさせるためにも色移り防止シートは効果的です。
非イオン界面活性剤の製品は衣類にも体にも優しいので安心です。
・洗剤や柔軟剤の効果に影響しない?
色素を吸収するのは良いけれど、洗濯や柔軟剤の効果が弱くなってしまわないか気になりますよね。
前項でも述べたように色移り防止シートには洗濯用洗剤や柔軟剤にも含まれる界面活性剤が使われている物が多いです。
ですから、洗剤や柔軟剤との相性はよく、効果を心配する必要はありません。
・色移り防止シートは毎回、必要?
【洗濯洗剤だけでは不十分】
海外ではポピュラーですし、毎回、使った方が良いのかな?と思いますよね。海外では染色技術も違いますし、熱いお湯で洗濯する人が多いので色移りしやすいのです。それに比べて日本は、冷水で洗濯するのが一般的で色移りも少ない方ですし、洗濯洗剤にも同様の効果が含まれています。水道水の塩素で退色したり、色移りや落ちた汚れが再び付かないように考えて作られています。でも、洗剤力に比べれば効果は弱いので、必要に合わせて上手に取り入れて使いたい商品だと思います。
【ドラム式洗濯機は使った方が良い】
ドラム式洗濯機は少ない水量で洗濯するので溶け出た色素の濃度が高くなり色移りしやすいです。温水で洗う機能も洗浄力は上がりますが、色落ちしやすいというデメリットもあります。そんな時も色移り防止シートを使って補えば解決できます。
ドラム式洗濯機で温水で洗濯したい方は毎回、シートを使うと衣類が長持ちすると思います。
○色移り防止シート使用上の注意点
色移りシートの使い方はいたってシンプルです。
1、洗濯機に洗濯物とシートを1枚一緒に入れる。
2、洗剤、柔軟剤を通常通りに使って洗濯する。
3、洗濯終了後は吸収したシートを速やかに取り出し、可燃ごみとして廃棄する。
では、次に色移りシートの使用上の注意点を紹介していきます。
・新品の色物は必ず1度目は別に洗う
新品の色物にシートを入れてもすべて吸収できない可能性があります。
新品の色物は必ず1度は別に洗っておきましょう。
注意書きにもありますが100%色移りしないとは保障していません。
・シートを入れすぎない
シートを大量に入れることによって、成分のバランスが崩れて逆に色が吸着しにくくなったり、稀に洗濯槽で絡まることがあるようです。
必要に応じて3枚までシートを入れても良いです。添付されている用法を守ってください。
・一度使用したシートは繰り返し使わない
一度使用したシートは繰り返し使っても効果を得られません。破けて衣類に付着してしまう場合もあります。使用後は可燃ごみとして廃棄しましょう。
・残り湯で洗濯する時は使わない
熱いお湯は色移りしやすい条件ですし、残り湯のアカなどの汚れで影響を受けてしまいます。お湯を使用しても良い商品はありますが、残り湯がOKかは確認してください。
・乾燥機には使わない
洗濯用なので乾燥機には対応していません。調べてみると、洗濯機についている乾燥機能で破れた、破れずに大丈夫だった、と色んな口コミを見かけます。
商品の注意書きに「乾燥機には使わない」とあれば、洗濯が終わった時に取り出す方が安心だと思います。
便利な物も使い方を間違っては充分な効果が得られません。
使用する前は必ず色移り防止シートの注意事項をご覧くださいね。
○オススメの色移り防止シート
では、おすすめの色移りシートを紹介していきます。
【ドクターベックマンランドリーケア カラー&ダートコレクター色移り防止シート】
ドイツで多くの支持を得ているシミ取りブランドです。
「衣服をきれいなまま長く使いましょう」を合言葉に製品づくりをしている会社で、現在のオーナーであるベックマン氏は生物化学者で環境への配慮や確かな効果を備えて作り出している商品です。
効果はOECD(経済協力開発機構)からも認証済みになっていて信頼のあるブランドです。
【DYRONカラーキャッチャー】
DYRONはイギリス発祥の染料メーカーで日本でも展開しています。
カラーキャッチャーは手洗いと洗濯機洗いの両方で使用できます。
どんな繊維にも効果を発揮して、水でもお湯でも効果が得られます。
色物同士を一緒に洗っても、衣類の色をしっかりとキャッチできて支持を得ています。
人や環境にも優しい成分で作られている非常に優れたシートです。
まとめ
洗濯の色移りは本当にショックです。泣く泣く諦めるか、漂白剤を使って色を落とすしかありません。
今まで色移り防止シートを知らなかった方もこれからは安心して洗濯できますね。
実際に使った方の声を調べてみても「このシートを知らないとかなりの損」、「我が家では身代わり地蔵になっている」と一時期、話題になるほど評価が高いです。
一度に色物も洗濯できるので洗濯物の回数を減らしたい方、くすみが防げるので大切な衣類を長く使いたい方にもオススメです。
効果を確実にする為にも使用する場合は注意事項を見て正しい用法を守ってくださいね。