貴方は洗濯する度に洗濯槽も一緒にきれいになっていると思っていませんか?
それは間違いで、洗濯槽も定期的なお掃除が必要なんですよ。
今回は、洗濯槽のお掃除に使う洗濯槽洗浄剤について書いて行きます。
縦型の槽式とドラム式の洗浄剤の違いや種類を分かりやすく紹介します。
「汚れが落ちにくくなった」「柔軟剤の香りがいまいちしない」という方も参考にしてくださいね。
○洗濯槽洗浄剤は効果ある?
見た目に汚れが無くても洗濯槽洗浄剤は使った方がいいの?と思う方もいるでしょうが、洗濯槽洗浄剤の仕事って「見えない汚れ」を落とすことなんです。
まず洗濯機の構造から簡単に説明しますと、洗濯機は二重構造になっていて内側の洗濯槽だけが回転し、汚れを落としてくれます。
ですが、2つのすき間は洗剤の溶け残りや水アカが溜まりやすく、洗濯するたびに裏側の洗濯槽が汚れてしまっているのです。
しかも、カビや雑菌まで付着している事も調査で分かっています。洗濯槽が汚れていると洗剤や柔軟剤の効果も半減してしまいます。
だから、汚れた洗濯機だと洗濯しても衣類が綺麗になったとは言えないですよね。
洗濯機を分解して洗浄できれば楽なのですが、素人が行うと故障の原因になってしまいます。
そこで出番になるのが「洗濯槽洗浄剤」または「洗濯槽クリーナー」です。
使い方も簡単で洗濯機が自動で綺麗にしてくれるので、基本的には洗浄剤を入れるだけです。
とてもお手軽にカビや雑菌から洗濯槽と衣類を守ってくれるので洗濯槽洗浄剤を使わない手はないと思います。
○槽式とドラム式は洗剤が違う?
洗濯機は大きく「縦型式」「ドラム式」「二槽式」の3タイプに分けられています。
洗濯槽洗浄剤も洗濯機のタイプによって違いがあります。
【縦型式】
どんな洗濯槽洗浄剤も使用できます。つけ置きができるので洗濯槽全体の汚れをしっかり分解できます。
【ドラム式】
洗浄剤の種類によっては、浮いてきた汚れをすくい取る作業が必要な場合があります。ところが途中で蓋を開ける事が出来ないドラム式の洗濯機ですと、汚れが取り出せず、排水口が詰まったり、せっかく落ちた汚れが洗濯する度に衣類に付いてしまいます。
ですので、ドラム式には汚れを分解して溶かすタイプの洗浄剤が向いています。ドラム式用と表示してある商品をおすすめします。
【二槽式】
そもそも洗濯槽が二重構造になっていないので、見えない汚れを心配する必要はありません。とは言え、水アカは溜まりますし、雑菌を付けない為にも定期的な掃除が必要です。どのタイプの洗浄剤も使用できます。
全タイプに対応しているクリーナーでも使い方を間違えてしまうと吹きこぼしたり、洗濯槽を傷つけて故障の原因を作ってしまう場合もあります。
自宅の洗濯機に対応しているかしっかり確認してから購入するようにしましょう。
○洗濯槽洗剤の種類やオススメ
洗濯槽洗剤は大きく分けると「塩素系」「非塩素系」の2種類があります。
【塩素系】
塩素系の洗濯槽洗浄剤は漂白力が高く、カビや雑菌に強いです。酸性の洗剤やアルコール薬と混ざると有毒ガスが発生しますが、単体で使う分には問題ありません。汚れを分解し溶かすので、排水口に汚れが溜まることも防げます。
【非塩素系】
漂白力は塩素系に比べるとやや劣ります。多く使われている過炭酸ナトリウムは、発泡する力があり、汚れを浮かして落とします。汚れがたくさん浮いてきた場合は、すくい取る作業が必要です。使用後は害の少ない成分に分解されるので環境にも優しいです。
では、オススメの洗濯槽洗浄剤、クリーナーを紹介していきたいと思います。
【ジョンソン 洗たく槽カビキラー】
塩素系の洗浄剤でとても強力な洗剤になります。
黒カビがこびりついた頑固な汚れもしっかり洗浄できます。
防サビ加工がされており、どの洗濯機でも使用可能です。
|
【エステー ウルトラパワーズ洗濯槽クリーナー】
塩素系の洗浄剤でカビ胞子を99.9%除去します。
3分でカビに効き始めるので、つけ置き要らずです。
一度落ちたカビが再付着しにくく作られています。
|
【P&Gアリエール サイエンスプラス洗たく槽クリーナー】
目に見えないカビや菌も強力除去します。
つけ置きなしで洗えるのですが、表示にはドラム式洗濯機での使用は控えるように書いてあります。
40度程度のぬるま湯を使うとより効果的です。非塩素系の商品です。
|
【レック 洗濯槽の激落ちくん】
塩素系と非塩素系の商品があり、種類が豊富です。
塩素系の洗濯槽洗浄剤は業界初の粉末と液体の薬剤のダブル効果で汚れをごっそり落とします。
|
【パナソニック 洗濯槽クリーナー】
洗濯機メーカーが独自に開発した洗浄剤なので一番、適していると言えます。
ですが、一般的な商品よりも値段が高いです。
初めて洗浄する場合や、数年ぶりに洗浄するような酷い汚れに使うと効果的です。一度、綺麗にして、それ以降は他の商品で定期的に洗浄するという方も多いです。
他にも洗濯機を製造しているメーカーから洗浄剤が販売されているのでチェックしてみてください。
|
まとめ
今回は、洗濯槽洗浄剤について紹介しました。
洗濯槽洗浄剤には塩素系と非塩素系があって、縦型、二槽式とドラム式では洗濯槽洗浄剤が違う場合があることを覚えておいてくださいね。
全対応のタイプもありますが、しっかりと使用方法を読んでから使用することが大切です。毎回の洗濯で漂白剤を使っていると洗濯槽も汚れが付きにくいですが、衣類が傷みやすいです。逆に肌に優しい成分の洗濯洗剤を使っていると、カビや菌が増えやすくなって洗濯槽は汚れやすいです。
洗濯槽洗浄剤を使うと掃除も簡単ですし、家族の衣類を守るためにも定期的に洗濯槽を綺麗にしてくださいね。