まな板の漂白除菌の方法、漂白除菌の頻度、漂白除菌の注意点

まな板は毎日使うと言っても過言ではないくらい、私たちの生活には無くてはならないものです。そんなキッチンに欠かせないまな板ですが、貴方はまな板の漂白除菌をされていますか?

なんと食中毒の1割がまな板に付いた菌が原因で発生しているのです。暮らしに無くてはならないまな板だからこそ漂白除菌して清潔にしておかないと大変なことになりますね。

今回は、まな板の漂白除菌の方法と、漂白除菌の頻度、注意点を紹介していきたいと思います。

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○まな板の漂白除菌の方法

まな板は直接食べ物に触れるので、雑菌を付けたままにしておくと食中毒の原因になってしまいます。肉や魚を調理した後は汚れを落とすだけで無く、雑菌も一緒に洗い落としておくと安心ですね。まな板の漂白除菌はとても簡単なので、漂白剤の取り扱いにだけ注意して行ってください。

■プラスチックのまな板の場合
【用意するもの】
・キッチン用塩素系漂白剤(液体タイプ、泡タイプ)
・キッチンペーパーやふきん、食品ラップ
・まな板が入る桶
・台所用中性洗剤
・スポンジ
・マスク(必要に応じて)
・手袋(必要に応じて)

〈液体タイプ〉
桶を使うと裏表を同時に除菌できます。
①まずは、台所用洗剤とスポンジでまな板を綺麗に洗います。
食材の汚れを落とさないまま除菌すると効果が弱まってしまいます。特にまな板の傷のあるところは念入りに洗いましょう。

②換気をしながら行いましょう。まず桶に漂白剤と水を入れて液を作ります。表示に従い水の量に合わせた濃度で用意してください。その中に洗ったまな板を浸します。

③浸せない部分があったらキッチンペーパーやふきんを巻きつけてその上から漂白剤をかけてもOKです。除菌だけなら2分、漂白するなら30分つけ置きします。

④流水で30秒以上しっかり洗い流します。あとは風通しの良いところで乾かします。

〈泡タイプ〉
吹きかけるだけなので忙しい方におすすめです。裏面も忘れないようにしましょう。
①まずは、台所用洗剤とスポンジでまな板を綺麗に洗います。
食材の汚れを落とさないまま除菌しても効果が弱まってしまいます。
特にまな板の傷のあるところは念入りに洗いましょう。

②換気をしながら行いましょう。まな板を平坦な場所に置いてスプレーを満遍なく吹きかけます。目安は10cm離した位置から10㎠あたり5回ほどプッシュしてください。

③除菌だけなら30秒、漂白するなら5分放置します。上から食品ラップをすると少ない量で満遍なく除菌剤が行き渡ります。食品ラップで全体を包むようにすると臭いも抑えられますし、同時に裏面も除菌できます。
※画像は大げさに巻いてますが、蒸発する際に臭気がでるので空気に触れない程度に包めばOKです

④流水で30秒以上しっかり洗い流します。あとは風通しの良いところで乾かします。

肌が弱い方は手が荒れる恐れがあるので手袋をして行いましょう。
臭いが気になる方はマスクをしてください。スプレータイプは目に入らないよう気をつけてください。


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■木製のまな板の場合
【用意するもの】
・80度以上のお湯
・台所用中性洗剤
・スポンジやまな板用ブラシ

木製のまな板も漂白除菌剤を使う事は可能で、洗剤にも使用方法は記載してあります。ですが、木製のまな板は洗剤を吸ってしまいますし、洗剤を使わなくても熱湯を使った除菌が簡単にできます。黒ずみが気になる場合は、紙やすりを使って削り落とせば新しい面を使う事ができます。

① お湯を沸かします。

② 中性洗剤で汚れをしっかり落としておきましょう。ここで汚れを取って置かないと熱で汚れが固くなり、まな板にこびりついてしまいます。

③まな板に10秒以上お湯をかける。やけどに注意してください。熱湯からシンクや排水口を保護する為にまな板にかからない程度に蛇口の水を少し流しておきましょう。

*プラスチック製のまな板は熱で変形する恐れがあるので熱湯除菌はできません。

○まな板の漂白除菌の頻度

次は、まな板の漂白除菌をどのくらいの頻度で行えばいいかお話します。
まず厳密に言えば、漂白と除菌は別の目的があります。
漂白は黄ばみや黒ずみを綺麗にして、除菌は雑菌を落とすことです。

特にニンジンなど緑黄色野菜はすぐに色が付きますし、まな板についた傷によって着色汚れは目立ちやすくなります。
よって漂白は汚れが気になった時を目安にすれば充分だと思います。

一方の除菌は、なるべく肉や魚を調理した後は毎回行った方が良いと思います。
エフシージー総合研究所環境科学研究室によると豚肉を切った後のまな板に付いている細菌数を調査した結果、洗った後なのに菌の数が増えてしまうがケースがありました。

それは、中性洗剤とスポンジで洗った場合に、豚肉に付いていた菌とスポンジに付いていた菌が合わさってしまったせいで逆に菌の数が増えてしまったからです。中性洗剤は汚れは落としますが、除菌はできません。

除菌効果の無い中性洗剤をお使いの方は、まな板、スポンジの両方の除菌が必要です。

○まな板の漂白除菌の注意点

まな板の漂白除菌方法について説明してきましたが、漂白除菌には注意点もいくつかあります。
漂白除菌剤はとても便利なのですが、使える物と使えない物があります。

・漂白除菌剤が使えないまな板

プラスチック製のまな板は漂白除菌剤が使用できるのですが、塩素系の薬剤は使えないまな板があります。
材質がメラミンのまな板は使用できません。メラミン製のまな板はオシャレな物が多いですので、うっかり漂白して台無しにならないように気をつけてください。

・漂白除菌剤には使用上の注意点があります

体調がすぐれない時は使用しない
換気を必ず行う
目や皮膚に付かないように注意する
他の洗剤と混ぜない(酸性洗剤と合わさると有毒ガスが発生する)
塩素系と酸素系の漂白除菌剤は混ぜない(効果が弱まる)
衣類や家具に付着すると脱色してしまう

まとめ

今回はまな板の漂白除菌の方法や漂白除菌を行う頻度、注意点を紹介しました。
食中毒を防ぐ為にもまな板の除菌はとても重要ですし、漂白除菌の方法も簡単で短時間で出来ることがお解り頂けたかと思います。
泡タイプの漂白除菌剤を使用すれば、吹きかけておいて他の片付けをしている間に除菌ができています。知らない方も多いですが、時間をかけなくても除菌はできますし、これなら忙しい主婦の方にも負担にはならないと思います。漂白は着色汚れが気になった時にやればいいですね。早速今日から取り入れてみてくださいね。

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