特に小さなお子様いると、畳に飲み物をこぼしてしまったということはあると思います。
フローリングなら簡単に拭き取れますが畳は染み込んでしまいますので簡単に拭き取る事ができません。
今回は、畳に飲み物をこぼしてしまったときの対応や、シミや匂いは残るのか、カビの心配はあるのか書いて行きたいと思います。
◯畳に飲み物をこぼした時の対応
畳の上で飲み物を飲まなければ何も問題はありませんが…そうはいきません。
畳の上で飲み物をこぼしてしまったら、一刻も早くタオルや雑巾で拭くようにしましょう。
乾いたタオルや雑巾がなければお手拭きでも何でもとにかく表面の水分を吸い取ります
まぁこれは誰でも無意識レベルでしますよね。
なので布である程度拭き取ってからどうするのか?残っている水分をどうするのか?ということになります。
いくつか方法があります
・タオルを押し当てる
タオルを畳に押し付けることで隙間に入った水分を吸うことが出来ます。
・新聞を敷く
実際はタオルでも良いのですが敷いた上で足踏みをしたり、まぁこぼした人が座って居ても良いのですが、上から圧を書けることで染み込んだ水分が上がってきます。
・ドライヤーで乾かす
熱風は良くないので少し離すか冷風で風を当てて乾かす。
・エアコンや除湿機をかける
畳は呼吸していますので、部屋が乾燥することで畳に含まれる湿気が外に逃げようとします。
◯畳に飲み物をこぼした際に匂いやシミがつく?
こぼした飲み物にもよりますがお茶や水程度であれば問題ありません。
ジュースでも糖度が低い物であれば残る可能性は低いです。ただ糖度の高いものは湿気を取るのも大切ですが糖分が残ってベタつく可能性もありますのでその際は、固く絞った布で表面を拭き上げましょう。
シミとう点でいうと、ワインやブドウジュースは色素が強くシミになる可能性は高いです。この場合は乾く前に中性洗剤を染み込ませた布で叩くようにしてシミを布側へ移して吸い取りましょう。
匂いでは日本酒等の匂いが強いので同様に濡れたタオルで拭き上げましょう。
畳(い草)には消臭効果があり多少残ったとしても1~2日で消えてしまいます。
問題はその時に適切な処置ができなかった場合のシミです。
これは畳のい草自体が染まってしまっている状態なのでこれを濡れたタオルで吹いても繊維に染み込んでいる為、簡単には取ることができません。
シミが気になる場合は、「液体酸素系漂白剤」を使います。
液体酸素系漂白剤をスプーン大さじ1杯分くらいを200ccの水で薄めます。
それを濡れタオルに含ませて、シミや匂いが気になるところをトントンと叩いて行きます。
このときに、決してゴシゴシ拭くことは避けてください。
畳が傷む原因になってしまいます。
トントンと叩いて落とすイメージで、何度も何度も繰り返してみましょう。
そしてシミが取れてきたら、漂白剤を洗い流す意味で、水で濡らした雑巾などで何回か拭きます。
仕上げに乾いた雑巾やタオルで拭き上げて後は乾燥させましょう。
◯カビの心配は?こんな場合は注意!
こぼしたものをそのままにしておくと、もちろんカビになる原因になるでしょう。
ですが、きちんと汚れを落として乾燥させた場合はそこまでカビになる心配はないと思います。
もしカビになってしまった場合は、「酢」や「エタノール」を使用してカビを落としましょう。
酢には殺菌作用がありますので酢を水で10倍に薄め、それを雑巾につけて固くしぼり、畳の目に沿って軽くこすります。
そしてカビが取れたらやっぱり仕上げは乾拭きです。
酢の場合、匂いが気になると思いますが、直後は少し匂いがしますが日にちが経つにつれて匂いはなくなります。
エタノールはカビの少し上からスプレーし、ハブラシなどで優しくカビを取り除きます。
そして再度スプレーをし除菌をしましょう。
エタノールも最後に乾拭きを忘れずに!
畳をキレイにしているつもりでも、
・い草の香りがしない
・ヘリの状態が悪い
・畳表が毛羽立っている
・ボコボコしている
・カビの匂いがする
場合は、畳のメンテナンスが必要です。
上記に1個でも当てはまった場合は、畳のメンテナンスを考えた方が良いと思います。
まとめ
今回は畳の上に飲み物をこぼしてしまった時の対応について、シミや匂い、カビの心配について書きました。
畳は思っていた以上に繊細なものだとわかりました。
我が家ではほとんどが畳の部屋なので、そろそろメンテナンスを考えた方が良いのかも…(笑)
小さい子供もいるので、畳も常に清潔に保ちたいものですね。