フローリング用ワックスはツヤと保護効果がありますが畳のワックス効果は?塗ってからどのくらい持つのか?そして多少傷みが出ている畳にも使えるのか?使っていみがあるのか?今回はそんなことをまとめてみました。
◯畳用ワックスの効果は?
畳用のワックスの主な効果は5つです
・畳のつや出し
金属のような光沢が出るわけではありませんが、しっとりとしたつやと本来の色に近い青みのかかった様な色に近づきます。
青みに関しては数回繰り返すとより実感できると思われます。
・色あせ防止
日光の紫外線で日焼けしてしまう色あせの防止剤が含まれており、変色を防いでくれます。
・ささくれ防止
畳はい草という草を編み込んで作っており繊維が避けてささくれが出来てきます。保護材によりこおささくれをできにくくしてくれます。
・畳の洗浄
畳の普段の掃除は基本、乾拭きとなっていますが、乾拭きでは皮脂汚れが落ちにくいのです。
畳用のワックスは、皮脂汚れを落としてくれる洗浄効果が配合されているものが多く、油性マジックも落とせるほど、洗浄力が強いです。
・畳を長持ちさせる
先程も書きましたが、畳はい草でできており、呼吸をするとも言われています。
湿度の調整や消臭効果があり良い面もありますが、元々は草なのでデリケートな部分もあるわけです。
ワックスで保護することによりそのデリケートな部分を補うため長持ちさせることへと繋がります。
◯畳用ワックスの効果はどれくらい?
畳用のワックスは、ワックスを使ってからつやが出るまで数カ月かかり、徐々に自然なつやが出てきます。
畳用ワックスの種類にもよりますが、ワックスを塗らない畳は3年から5年で畳の交換することが多いですが、ワックスを塗った畳は10年以上交換しなくても良いという結果もでています。
中には20年以上交換していないと言う方もいるそうです。
もちろん使用環境に寄る影響は大きいです。毎日使う居間とお客さん用の客間では使用頻度が違いますからね。
ワックス効果を最大限発揮する場合は1回だけのワックスがけではこのような効果は実感できません。何回かワックスを使用することでツヤや青み、保護効果を感られます。
◯畳用ワックスはささくれや傷みがあっても大丈夫?
畳はとても繊細で傷みやすいです。傷んでいるところを擦ると更に傷む原因となります。
なので傷みがある場合はまずは修理をしましょう。
簡単な修理方法をご紹介致します。
・ささくれ
まずは木工用ボンドと絵筆や爪楊枝(先が尖っている物)を用意しましょう。
畳の目に沿って掃除機をかけて乾拭きをし、10倍の水で薄めた木工用ボンドでささくれ部分を絵筆で塗って行き、ささくれを直していきます。
塗ったボンドが乾けば完了です。
それから畳用ワックスを塗っても良いかと思います。
ボンドがしっかり乾いてから行ってほしいので、ささくれ修理をした次の日に畳用ワックスを使用した方が良いかもしれません。
また、ささくれが完全に直らない時はワックスを塗るのは辞めて、畳を新しくしてから畳用ワックスを塗った方が見た目も良いですし、きれいだと思います。
・カビ
畳のカビがあった場合もきれいに取り除きましょう。
雑巾にアルコール消毒液を含ませて畳の目に沿ってふき取り、乾拭きします。
カビなどの汚れもしっかりと取ってからワックスを塗るようにしましょう。
まずは、畳用ワックスを塗る前に大きな汚れがないか、目立つ痛みがないかをしっかりと確認することが大切です。
できれば完全に乾かした方が良いので前日にややるのがベストです。
まとめ
小さな子供がいる家庭は畳もフローリングも関係なく走り回りますのでワックスをした方が良いかもしれません。
ささくれ防止もなりますし、ダニやカビのエサになる皮脂汚れも取る+防止になります。
畳は繊細なので、毎日水分などで掃除してもしっかりふき取らないと逆効果になってしまうので、なかなか畳の掃除は難しいものです。
畳は毎日湿気をよく吸っているので、カビが生えやすかったり傷みやすいのです。
そんなときにワックスがあれば心強いですね。
畳のフチにワックスがつかないように気をつけながら塗ってみてくださいね。